【プロが教える】C値の測定方法と注意点|高気密住宅の性能を正しく知ろう – 大得工務店(DAITOKU)|浜松市・磐田市の新築注文住宅

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2025.03.05

家づくりコラム

【プロが教える】C値の測定方法と注意点|高気密住宅の性能を正しく知ろう

最終更新日:2025.03.05

目次

    高気密住宅の重要性

    近年、住宅の省エネ性能に対する関心が高まる中、高気密住宅が注目されています。
    高気密住宅とは、住宅の隙間を極力減らし、外部からの空気の侵入や内部からの空気の漏れを防ぐことで、冷暖房効率を高め、快適な室内環境を実現させる住宅のことです。

    高気密住宅のメリットは多岐にわたります。

    冷暖房費の削減

    家の隙間が少ないため、冷暖房の漏れが減ることで冷暖房機器の使用量を減らすことができ、光熱費を大幅に削減できます。

    快適な室内環境

    外部の騒音や花粉の侵入を減らし、外部環境に左右されにくい一年中快適な室内環境を実現します。

    健康的な暮らし

    隙間からの外気の侵入を防ぐことで、カビやダニの発生を抑制し、アレルギー疾患のリスクを軽減します。

    結露防止

    隙間が少ないことで室内外の空気が混ざりにくくなり室内外の温度差が小さくなるため、結露の発生を抑制。不快感や建物の劣化の原因となる結露を防ぎます。

    このように、高気密住宅は、経済的にも健康的にも、多くのメリットをもたらします。

    C値とは

    C値(気密相当面積)とは、住宅の隙間を表す指標の一つで、数値が小さいほど気密性が高いことを示します。C値は、住宅全体の隙間面積を延べ床面積で割った値で、単位は[cm2/m2]で表されます。

    高気密住宅においてはC値が重要な役割を果たします。C値が低いほど冷暖房効率が高まり、快適な室内環境を実現できます。一般的に、C値が1.0[cm2/m2]以下の住宅が高気密住宅とされています。

    なお、DAITOKUがお約束しているC値は0.5[cm2/m2]以下になりますので、高性能な住宅の指標である気密性能の高い超高気密住宅とも言えます。

    C値は、住宅の設計段階から施工段階まで、様々な工夫によって改善することができます。例えば、断熱材の種類や施工品質は最も大切ですし、他にも高性能な窓やドアの選定、高性能な換気システムの導入などが挙げられます。

    ▲実際に弊社で実施した気密測定の結果データです

    C値の測定方法:施工途中の気密測定

    C値は、専門の業者によって測定されます。測定方法はいくつかありますが、代表的なものとしては、以下の2つがあります。

    送風機法

    住宅に設置された換気口から空気を送り込み、室内の気圧を変化させることで隙間面積を測定します。

    加圧法

    住宅全体をビニールシートなどで覆い、室内に空気を送り込むことで隙間面積を測定します。

    C値の測定は、住宅の完成後に行われることが一般的ですが、施工途中でも行うことができます。施工途中でC値を測定することで、問題点があれば早期に対処することができます。

    よく性能の指標として挙がるUA値は設計段階で計算する数値であることに対して、C値は施工途中で測定する数値になります。

    ですので、他の家で出ている数値などはあまり参考になりません。必ず物件ごとに測定する必要があるので注意が必要です。

    C値測定の注意点

    C値を測定する際には、以下の点に注意する必要があります。

    測定時期

    住宅の施工途中で気密性能が確保され次第、できるだけ早い時期に測定することが望ましいです。万が一既定の数値が出ない場合に是正工事がしやすくなるからです。

    測定業者

    信頼できる専門業者に依頼することが重要です。やり方が悪ければ測定される数値もいい加減なものになってしまうからです。

    測定結果の解釈

    純粋な性能値を確認するのは快適な住宅にしたいという目的があるからだと思います。そのためにはC値だけでなく、その他の指標(UA値など)も総合的に判断することが大切です。

    C値は、あくまで住宅の気密性を示す指標の一つです。繰り返しになりますがC値が高いだけでは、必ずしも快適な住宅であるとは限りません。

    住宅の断熱性や換気システムなども、快適な住環境を実現するためには重要な要素です。数値にだけ捕らわれず、全体のバランスを大事にして快適な住まいを計画しましょう。

    高気密住宅の選び方

    高気密住宅を選ぶ際には、C値だけでなく以下の点も考慮しましょう。

    施工業者の実績

    高気密住宅の施工実績が豊富な業者を選びましょう。C値の確保はもちろんですが、結局は全体の施工品質が整っていないと良い家にはなりません。

    設計の提案力

    家族構成やライフスタイルに合わせた、最適な間取りや仕様を提案してくれる業者を選びましょう。C値も家の構造や間取りに大きく影響される数値なので、全体的な知識と提案力が大切です。

    アフターフォロー

    引き渡し後の定期点検やメンテナンス体制が整っている業者を選びましょう。長期的に快適な家にするためには定期的なメンテナンスが必須です。リフォーム実績など、長期的に安心して付き合える業者が安心です。

    高気密住宅は、高性能住宅の一つの要素です。C値を参考に、様々な角度から信頼できる施工業者を見つけ、施工業者と一緒に快適で健康的な暮らしを実現しましょう。

    まとめ浜松・磐田・袋井・掛川・湖西で高気密住宅を建てるなら

    この記事では、高気密住宅の重要性やC値の測定方法、注意点、高気密住宅の選び方について解説しました。高気密住宅は、冷暖房費の削減や快適な室内環境の実現など、多くのメリットをもたらします。C値は、高気密住宅の性能を示す重要な指標の一つですが、測定方法や注意点、解釈について正しく理解しておく必要があります。

    高気密住宅を選ぶ際には、C値だけでなく、施工業者の実績や設計の提案力、アフターフォローなども考慮し、信頼できる業者と協力して、快適で健康的な暮らしを実現しましょう。

    また、DAITOKU(大得工務店)では家づくりを検討中の方に向けた【無料個別相談会】を毎日開催しています。高気密住宅を叶えるための家づくりのコツや一級建築士によるプラン提案など、1組様ずつ個別で対応しています。お気軽にお申込みください。


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