気密測定とは?目安となる数値やC値についても解説 – 大得工務店(DAITOKU)|浜松市・磐田市の新築注文住宅

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2023.10.23

家づくりコラム

気密測定とは?目安となる数値やC値についても解説

目次

    家づくりにおいて、見た目だけでなく性能も重要なポイントです。特に、気密性は省エネと快適性に直結する大切な要素。今回は、気密測定の基礎知識から、その評価指標であるC値についてわかりやすく解説します。

    気密測定の基礎知識

    気密測定とは、建物の隙間からどれだけ外部の空気が漏れていくかを調査する方法です。この測定によって、家の断熱性や省エネ性能がどれほど優れているのかが分かります。また、音の漏れや臭いの侵入も防ぐことができます。

    気密測定って何?測定結果で何がわかるの?

    気密測定は、家の”隙間の少なさ”を数値で示すための専門的な調査方法です。具体的には、専用のファンを用いて建物内部の気圧を一定に保ちます。その後、この状態で外部と内部の空気がどれだけ交換されるのかを精密に測定します。この手法により、家の気密性がどのレベルにあるのかをはっきりと明確にすることができます。

    C値って何?気密性の評価指標について

    C値は気密性の評価指標で、この数値が小さいほど建物の気密性が高いとされます。一般住宅ではC値5.0程度、高気密住宅ではC値2.0以下が目安です。特に、DAITOKUの住宅では、C値が0.5以下と非常に優れた気密性を誇ります。
    気密性が高い家ほど、冷暖房の効率が良くなり、エネルギーの無駄遣いを減らすことができます。これは長期的に見れば、エネルギー費の削減につながるため、一見高額に感じる気密測定の費用も十分に元が取れると言えるでしょう。
    このように、気密測定は家の快適性や省エネに直結する大切な項目です。

    いつどのように気密測定を行うの?

    気密測定は、家づくりの進行段階に応じて、いくつかのタイミングで行うことが一般的です。具体的には「中間気密測定」と「完成気密測定」の2つがあります。

    中間気密測定と完成気密測定の違い

    中間気密測定は、壁や窓、扉など、気密性に直接関わる部分の施工が終わった直後に行います。このタイミングで測定を行う理由は、万が一数値が目標に達していない場合、その原因を特定し、改善をする余地があるからです。もし気密性が不足している箇所が見つかった場合、まだ工事が進行中であれば修正することが可能です。

    一方で、完成気密測定は、家が完成した後に行います。この時点で気密性が不足していた場合、改善が必要となれば大掛かりな修繕が必要となる可能性があり、それは時間と費用がかかるため大きな問題となります。

    DAITOKUは中間気密測定を重視

    DAITOKUでは、中間気密測定を全棟で実施しています。これは、中間の段階で問題点を発見すれば、その場で改善することができるからです。完成後に問題が発覚した場合、改善が困難となるリスクを避けるためにも、中間気密測定は非常に重要な工程となります。

    気密測定は、単に家の性能を数値で示すだけでなく、その数値を基に今後の改善や施工の方向性を定める大切な手段でもあります。したがって、家づくりにおいては、この測定を適切なタイミングで行うことが、快適で安心な住まいを手に入れるためには不可欠です。

    気密測定の手順は?

    気密測定の一般的な手順は以下の通りです。

    ①気密測定器の搬入と現場確認
    まず、測定器を搬入し、最適な窓を選びます。基本的には小さい窓が好ましいですが、現場によっては大きな窓でも測定が行われます。

    ②換気口の目張り
    全ての換気口を養生テープで塞ぎます。これは計画換気を正確に測定するためです。

    ③測定器の設置
    送風機からチューブを本体に接続します。各チューブには特定の役割があり、例えばピンクのチューブは外気の圧力を計測します。

    ④外の風力チェック
    風力計を用いて、外の風の強さをチェックします。風速が3m/s以下であれば測定可能です。

    ⑤施錠確認
    全ての窓を閉め、施錠します。これで気密性が最大になります。

    ⑥気密測定開始
    測定器を起動し、圧力差と風量を計測。これにより、C値などの気密性指標が算出されます。

    ⑦結果確認
    最終的にC値やαA(総相当隙間面積)、n値(隙間の特性値)を確認します。これらの数値によって、住宅の気密性が評価されます。

    このように気密測定は多くのステップを踏んで行われ、その数値一つ一つが住宅の快適性や省エネ性に影響を与えます。

    気密性の高い家で得られるメリット

    気密性の高い家の魅力は数多くありますが、その中でも特に注目されるメリットをいくつかご紹介します。

    省エネルギーで部屋の温度を快適にする

    気密性が高い家は、外部からの熱の侵入や内部の熱の逃げを最小限に抑えます。これにより、エアコンやヒーターの効率が大幅にアップ。結果として、電気代が節約できるだけでなく、家の中が一年中快適な温度を保てます。

    壁の中の結露を防ぐ

    気密性が確保された家では、壁内の結露が抑制されます。結露が原因でカビやダニが発生し、健康を害する可能性があるため、結露を防ぐ構造とする事は非常に大切です。

    湿度を安定させ、不快感を防ぐ

    気密性が高いと、室内の湿度も安定します。乾燥による皮膚のかゆみや、湿気によるムシムシ感から解放され、より快適な生活が送れます。

    花粉の侵入を防ぐ

    花粉症のシーズンは室内にいてもつらい場合がありますが、気密性がしっかりしていれば、花粉の侵入も少なくなります。そのためアレルギー症状が軽減され、家の中でも快適に過ごせます。

    家の施工精度が確保されているか見極められる

    気密性は、建築時の施工精度を反映するバロメーターの一つです。気密性が高い家は、その他の品質面でも優れている可能性が高いと言えます。
    以上のように、気密性の高い家には数々のメリットがあります。

    気密性が悪いとどうなる?注意点と解決策

    気密性が低いと外気が室内に侵入しやすくなるため、夏は暑く、冬は寒い家になってしまいます。その結果、冷暖房効率が悪くなり、電気料金などの光熱費もかさんでしまいます。また、家に隙間が多いと結露が発生しやすくなり、家の壁や断熱材、木材にカビが繁殖して劣化を早めるため注意が必要です。解決策としては、建築段階での気密性の確保が基本ですが、既存の家でも断熱材を追加する、ドアや窓の隙間をしっかりと塞ぐなどの改善策があります。

    気密測定のコストと費用対効果

    一般的な気密測定の費用相場

    気密性を数値で知るには、専門の機器を使った測定が必要です。一般的に、この測定の費用は約5~10万円程度とされています。しかし、DAITOKUでは、この測定を全棟で行うため、本体価格に含んでいます。費用対効果を考慮すると、高い気密性によって長期的に光熱費を節約できる点で、その価値は非常に高いと言えます。

    高い気密性がもたらす長期的な経済効果

    気密性が高い家は、冷暖房の効率がよく、その結果として光熱費が大幅に削減できます。また、高い気密性は家の長寿命化にも繋がるため、メンテナンス費や修繕費用を抑えられる可能性があります。これらを合わせると、初期投資はあるものの、その後のランニングコストを大きく抑えられるので、気密性が高いことは長期的に見ても家計に優しい家と言えます。

    気密性の大切さを理解し、家づくりに取り入れることで、快適で健康的な住まいを手に入れることができます。初めて家を建てる方、またはリフォームを考えている方は、ぜひ気密性に注意を払って、長期的な快適性と経済効果を実感してください。

    まとめ

    DAITOKUは全棟で「気密測定」を実施

    これまで気密測定の基礎知識や気密性の重要性について説明しましたが、DAITOKUでは全棟で「気密測定」を実施しています。

    また、一般的にはエアコンの穴を空けずに引き渡し、その後設備業者がエアコンの穴を開けるケースも少なくありません。しかし、この方法だと測定時よりも気密性が低下する可能性が高く、雨漏りの原因にもなりえます。DAITOKUではこのようなリスクを避けるため、エアコンの穴も施工した上で気密測定を行っています。これにより、高い気密性が確保され、快適な室内環境が実現できます。

    ほかにも、気密性についての疑問や不安があれば、毎日開催している一級建築士による無料相談会でお気軽にご相談ください。

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