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2025.01.10
家づくりコラム
トレンドに左右されない! 長く住み続けられる家の秘密とは?
最終更新日:2025.01.22
なぜ、長く住み続けられる家が大切なのか?
住宅は、人生の中でも大きな買い物の一つです。だからこそ、後悔のない家づくりをしたいと考えるのは当然のことでしょう。特に近年は、住宅価格の高騰や自然災害の増加など、住宅に対する意識が大きく変化しています。
昔は、家が建てられると、その家が建て替えられるまで、同じ家で暮らすのが一般的でした。しかし、現代はライフスタイルが多様化し、住宅に対するニーズも変化しています。廊下の少ない間取りが一般的になり、ランドリールームやファミリークローゼットなどもここ数年で一般的になった部屋です。
更に子育て世代は、子どもの成長に合わせて間取りを変えたいという要望を持つかもしれません。また、高齢者世帯は、バリアフリー設計や平屋住宅など、高齢者に優しい住まいを求めるでしょう。
近年よく聞くようになった、地球温暖化による気候変動も住宅に求められる性能に大きな影響を与えています。近年では猛暑や大雨といった極端な気象現象が増加し、毎年のように記録的な猛暑が報道され、地震被害も多く報道されています。そんな環境の中、住宅の断熱性や耐震性がこれまでよりもますます重要視されるようになりました。
このような背景から、ただ単に「住める家」ではなく「長く快適に住み続けられる家」を求める人が増えています。長く住み続けられる家は資産であり、家族の幸せを育む場所。初期費用だけでなく、将来を見据えたランニングコストを考えた家づくりが、豊かな暮らしにつながります。
長く住み続けられる家の条件とは?
長く住み続けられる家は、単なる流行に左右されるものではなく、普遍的な価値に基づいた設計と施工が重要です。具体的な条件としては、以下の4点が挙げられます。
耐久性のある素材と構造
木造住宅であれば、良質な木材を使用し、適切な乾燥処理を行うことで、建物の寿命を延ばすことができます。また、強度バランスが良く設計された基礎や構造材も耐久性を向上させるため、建物の寿命に大きく影響します。
高い断熱性と気密性
断熱性が高い家は、夏涼しく冬暖かい快適な住環境を提供します。また、気密性を高めることで室内の環境を抑えつつ温熱環境を安定させます。結露の発生リスクを抑えることで建物寿命を延ばすことができます。
フレキシブルな間取り設計
家族構成の変化によって最適な間取りは約10年ごとに変化していきます。家族構成やライフスタイルの変化に対応できるよう、間仕切りを簡単に変更できるような、フレキシブルに間取りを変更できる設計がおすすめです。
時代に左右されないデザイン
流行のデザインを取り入れる場合は家のデザイン寿命が短くなるというデメリットもあります。飽きずに長く住み続けることを考えると、流行を意識しすぎないシンプルなデザインがおすすめです。
長く住み続けられる家とそうでない家の違い
長く住み続けられる家と、そうでない家には、どのような違いがあるのでしょうか?ここでは、具体的な項目に分けて比較してみましょう。
項目 | 長く住み続けられる家 | そうでない家 |
構造と素材 | ●良質な木材や耐久性の高い素材を使用 ●下地処理をしっかり行い美しい仕上がり ●構造木部の適切な乾燥処理強度の高い接合部 | ●安価であるだけで耐久性の低い素材 ●施工が雑で仕上がりが汚い ●見えない部分のコストを抑えた構造接合部 |
断熱性と気密性 | ●高い断熱性能と気密性能 ●安定的に断熱性能を保持でき長期的に性能確保 ●省エネ効果が高く光熱費を抑えられる | ●断熱性が低く結露しやすい ●断熱性能を長期的に保持できない ●断熱性と気密性が低く冷暖房費がかかる |
間取りと設計 | ●家族構成が変わっても対応する間取り ●収納スペースが十分でモノがあふれない ●将来的なメンテナンスがしやすい間取り | ●子育てが終わったら無駄ができる間取り ●収納不足で置く場所が少ない ●メンテナンスにお金がかかる間取り |
その他 | ●長期保証があり住宅会社が倒産しても安心 ●アフターフォロー体制が充実 ●高騰する電気代を抑える設備 | ●保証期間が短くリスクを施主が負う仕組み ●アフターフォローが不十分 ●省エネ性能に劣る住宅設備 |
長く住み続けられる家は、単に建物を建てるだけでなく、住む人の暮らしを総合的に考え、設計されたものです。構造、素材、断熱性、気密性、間取り、デザインなど、様々な要素が複雑に絡み合って、住宅の寿命を左右します。
住宅は提案されたプランだけでは見えない部分も多く、上記のような内容については図面上で確認できるものはほとんどありません。自分たちが何を求めているのか、総合的に納得できるのかしっかりと検討することが後悔しない家づくりのために必要です。
長く住み続けられる家づくりのメリット
長く住み続けられる家には、様々なメリットがあります。
将来の住宅費の削減
築年数が増えれば増えるほどメンテナンスコストはかさみます。耐久性が高い住宅は長期的にメンテナンスコストを抑え、生涯でかかる住宅費を削減することができます。
快適な住環境の実現
断熱性や気密性が高く、一年中快適な住環境を持つ住宅はヒートショックなどのリスクを抑えて健康にも良い影響を与えます。
環境への貢献と光熱費の削減
高性能な住宅は、エネルギー消費を抑えて環境への負担を抑えると同時に、光熱費を削減できるため家計の出費を長期的に抑えることができます。
まとめ:理想の家づくりを実現するために
長く住み続けられる家づくりを実現するためには考えておくべきことが多く、決して簡単なことではありません。しかし、高品質な設計と丁寧な施工に加えて、信頼できる住宅会社とのコミュニケーションを大切にすることで、理想の注文住宅はぐっと近づきます。トレンドに左右されない長く住み続けられる家づくりをしたい方は、自分たちだけで考えるのではなく、ぜひ多くの家づくりを手掛けてきた一級建築士など専門家のアドバイスを上手に活用しましょう。
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創業1968年 / 浜松市の工務店