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2023.11.15

家づくりコラム

耐震性を高める直下率とは？計算方法や基準値について解説！

直下率とは？

耐震性を考える際、耐震等級だけでなく、「直下率」という指標も非常に重要です。直下率とは、柱や耐力壁などが1階と2階で同じ位置にどの程度の割合で揃って配置されているかを示す指標です。

直下率は、建物の安全性を左右する要素の一つであり、間取りの設計にも大きく関わってくるため、DAITOKUでは、構造観点を踏まえた設計目線で間取りを検討し、直下率を最適化することで、安全で快適な住空間を提供しています。

直下率の計算方法

直下率には次の2種類があります。
①柱の直下率 = 1階と2階で柱の位置が一致する割合
計算方法：1階と2階で柱の位置が一致する数÷2階の柱の数

②壁の直下率 = 1階と2階で耐力壁の位置が一致する割合
　計算方法：1階と2階で耐力壁の位置が一致する長さ÷2階の壁の長さ

どちらとも、数値が大きいほど有利と判断することができます。

一般的な直下率の基準値

では、一般的にはどれくらいが目安なのでしょうか。
直下率の基準値は、50%以上が望ましいとされています。この基準を満たすことで、建物の耐震性が適正であると判断されます。DAITOKUでは、この基準を上回る設計を心がけています。

直下率が低いとどうなる？

では、50％を下回るとどんなことが起こるのでしょうか。

直下率が50％を下回る家は事故の発生率がUP

直下率は、建物の耐震性を判断する上で非常に重要な指標です。この率が50%を下回るということは、建物の上層部を支える面積が不十分であることを意味し、地震などの揺れに対する建物の安定性が低下します。その結果、地震発生時の揺れによる直接的な損害だけでなく、建物の倒壊や大規模な修復が必要になる可能性が高まります。さらに、直下率が低い建物は、地震の揺れによって内部の家具が転倒しやすくなり、居住者の安全にも直接的な影響を及ぼすことがあります。

耐震性能を向上させるための直下率以外のポイント

ただ、直下率が高いだけでは必ずしも耐震性が高いということではないため注意が必要です。直下率の最適化だけでなく、構造計算の取得も耐震性能向上のためには不可欠です。構造計算は、家が地震などで壊れるリスクを詳細に評価し、最も確実性の高い耐震性能を得るためのものです。日本では多くの木造住宅で構造計算が実施されていませんが、DAITOKUでは標準仕様として全棟で構造計算を実施しています。構造計算では、壁バランス、壁量計算、水平構面、柱の座屈、接合部の検討、横架材の検討、基礎の検討など、家の安全性を詳細に計算します。これらの項目を細かく検証することで、地震の際に家が崩れるリスクを最小限に抑えることができます。また、DAITOKUでは構造計算の費用が本体価格に含まれているため、追加で費用を考える必要がなく、安心して家づくりを進めることができます。

構造計算の費用ってどれくらい？費用目安から他の計算方法まで解説

まとめ

DAITOKUの直下率向上への取り組み

耐震性に優れた家づくりは、安全で快適な住まいを実現する上で非常に重要です。DAITOKUでは、お客様の安心を第一に考え、初期のプランニング段階から直下率の試算を行い、構造として安心できるものでなければ建てないという方針を徹底しています。この試算には、一級建築士が全て関わり、その専門的な知識と経験を活かして、最適な住まいづくりをサポートしています。直下率はファーストプランの段階から考えていかなければなりません。生活しやすい間取りであることはもちろん大切ですが、同時に耐震安全性も検討してご提案致します。

浜松市・磐田市で耐震性能の高いお家を建てるなら

浜松市・磐田市で耐震性能の高いお家をお考えの方には、直下率という指標をぜひとも意識していただきたいです。間取りが構造のことを考慮した提案になっているか、直下率と構造計算が実施されているかが、安全な家づくりの見極めポイントとなります。DAITOKUでは、全棟にわたって直下率計算と構造計算を導入しており、これにより耐震性に優れた家づくりを実現しています。

さらに、お客様一人ひとりの疑問や不安にお応えするため、無料の個別相談会を実施しています。専門家が直接、お客様のご要望を伺い、最適な住まいづくりのアドバイスを提供します。耐震性能の高いお家を建てる際は、DAITOKUの豊富な経験と実績にお任せください。安全で安心できる住まいづくりをお手伝いさせていただきます。