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2024.10.03

家づくりコラム

未来の家計を守る！生涯コストを下げる家づくりのポイント

なぜ家づくりにおける「生涯コスト」が重要なのか？

家づくりでは初期費用ばかりに目を向けがちですが、実際にはその後の維持費や、光熱費などのエネルギーコストも大きく家計に影響を与えます。例えば、断熱性が低くエネルギー効率の悪い設備を採用すると、冷暖房費がかさみ、結果として長期的な出費が増えてしまいます。また、メンテナンス性が悪く維持管理に手間がかかる仕様を採用すると、メンテナンス費用がかさみ、住んでいる間ずっと出費がかさみます。

「生涯コスト」とは？

生涯コストとは、住宅の維持にかかる全体的な費用を指し、電気代や水道代、修繕費用、そして老朽化した際の改築費などが含まれます。つまり「イニシャルコスト+ランニングコスト」の合計が「生涯コスト」となります。生涯コストを抑えるためには、これらを念頭に置いた家づくりをすることが重要です。将来的なコスト全体を見据えた家づくりを行うことで、家計の負担を軽減し、長期的に安定した暮らしが実現します。

ランニングコストがかかる家に住むデメリットは？

ランニングコストがかかる家に住むことは、一生乗り替えられない燃費の悪い自動車に乗り続けることと同じことです。自動車の燃費を気にする以上に、家の燃費であるランニングコストは重要なのです。

ランニングコストを抑える家づくりのための5か条

①エネルギー効率の良い高性能住宅を選ぶ

生涯コストを削減するためには、エネルギー効率の高い高性能住宅が必須です。例えば、断熱性能が高い家は、冬場の暖房費や夏場の冷房費を大幅に削減できます。その中でも特に、熱が逃げやすい窓の配置や数、断熱材の選択や厚みが家のエネルギー効率に大きく関係します。

②エネルギーを創り出す家にする

太陽光発電設備などエネルギーを創り出す設備を導入することで、購入する電気量が減り、月々の電気代も抑えられます。エネルギー効率を考慮した家づくりは、考慮しない場合と比べると初期費用が高くなると思いがちですが、実際に試算してみると生涯コストは大きく削減可能です。今後上がり続ける光熱費に対しても非常に有効なので、積極的に検討する価値があります。

③メンテナンスが容易な素材・設備を選ぶ

家の維持費を抑えるためには、メンテナンス費が少なく済む素材や設備を選ぶことが重要です。例えば、ガルバリウム鋼板のように耐久性の高い外壁や屋根材、腐食しにくい素材を使用することで、修繕費を減らすことができます。

また、水回りや電気設備も、信頼性が高くメンテナンスが簡単な製品を選ぶことで、将来的な修理費用を抑えることができます。よくメンテナンスフリーを売りにしている素材もありますが、家の素材でメンテナンス費用がまったくかからないものはありません。そのことを念頭に置いて日々の手間やコストを減らせる選択を最初にすることで、長期的な維持費用を抑えることが可能です。

④家のサイズと間取りを最適化する

必要以上に大きな家は、生涯コストを無駄に増やす原因となります。広すぎる家は建設コストが高くなるだけでなく、維持費もかさみます。例えば、空調数が増えれば清掃の手間が増え、同時に光熱費や交換コストも多くかかります。無駄のない空間設計と機能的な間取りが、生涯コストを抑えるための基本です。

⑤将来の変化に対応できる設計

家族構成やライフステージの変化に対応できる柔軟な設計は、将来の改築やリフォーム費用を抑える鍵です。例えば、バリアフリー設計や間仕切り変更のしやすい構造を導入することで、将来の生活スタイルの変化に対応しやすくなります。

まとめ

生涯コストを下げる家を建てるためには、設計段階からしっかりと考える必要があります。DAITOKUでは高気密・高断熱の高性能住宅と太陽光発電を標準仕様とし、一生涯に渡ってお客様の家計の出費を抑える住まいを提案しています。
また、創業から55年以上にわたって、新築現場だけでなく多くのリフォーム現場も担当してきた経験から、お客様の将来の負担を減らせるようにメンテナンス費を抑えられる部材を標準仕様に選定しています。