吹き付け断熱とは?メリットとデメリットも解説 – 大得工務店(DAITOKU)|浜松市・磐田市の新築注文住宅

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2024.03.09

家づくりコラム

吹き付け断熱とは?メリットとデメリットも解説

目次

    はじめに:吹き付け断熱とは

    住宅の快適な居住空間を実現するために、欠かせないものの一つが高い断熱性能。断熱とは「熱を断つ」という意味があり、外部からの熱の伝わりを防ぎ、夏は涼しく冬は暖かい住宅にすることを意味しています。

    断熱工法には、家の外側を包む「外断熱」と外壁の内側に施工する「内断熱(充填断熱工法)」があり、内断熱のなかでも近年特に注目を集めているのが「吹き付け断熱」です。この技術は、壁や天井に断熱材を直接吹き付けることにより家全体を包み込むように断熱層を形成します。充填断熱工法で使用される素材として代表的なグラスウールなど、シート状などに加工された従来の断熱材を使った方法と比べ、施工ムラが少なく、同時に気密性を高めることができます。

    施工ムラが無いことは設計通りの断熱性能を確保しやすく、予定通りの性能を発揮するために非常に大切です。また、気密性が高いことは家の隙間が少なくなりますので、家の内部の空気や熱が外部へ流出しにくくなります。ここでは、吹き付け断熱の基本的な概念とその重要性について理解を深めていきましょう。

    吹き付け断熱の種類

    吹き付け断熱には、主に使用される材料によっていくつかの種類があります。最も一般的なのは、硬質ウレタンフォーム、セルロースファイバー、そして最近では、環境に優しい素材として注目されている発泡ガラスなどが挙げられます。

    硬質ウレタンフォームは、その優れた断熱性と気密性で知られ、小さな隙間も埋めることができるため、広く利用されています。一方、セルロースファイバーは、リサイクル紙を主原料としており、環境負荷が低いことが特徴です。発泡ガラスは、耐久性と防火性に優れ、長期間にわたって安定した断熱性能を提供できると期待されている素材です。これらの材料は、それぞれにメリットと適した用途があり、建物の条件や求められる性能に応じて選択するのがベストです。

    吹き付け断熱のメリット・デメリット

    吹き付け断熱のメリット

    高い断熱性と気密性
    吹き付け断熱は、隙間なく断熱材を施工できるため、外気の侵入を防ぎ、室内の温度を一定に保つことができます。これにより、冷暖房の効率が上がり、光熱費の削減にもつながります。

    ●防音性が高い
    密閉性が高いため、外部の騒音を大幅に軽減し、静かな室内環境を実現することができます。同時に、家の中の音漏れ防止効果も高いことから、プライバシーも侵害されにくい安心感があります。

    ●結露やカビが発生しにくい
    壁内の湿度を抑える効果があり、結露やカビの発生リスクを減らすことができます。

    シックハウスのリスクが非常に小さい
    低VOC(揮発性有機化合物)素材もあるため、使用する材料によってはシックハウス症候群の予防にも効果を発揮します。

    施工のムラが少ない
    施工時に大工の技量に左右されることなく、均一な厚みで断熱層を形成できます。

    長期の安定性
    吹き付け断熱材には、壁の中で膨らんで細かな部分にも入り込み、空間を埋める性質があります。そのため、時間が経っても隙間ができにくく、断熱性能が長持ちするという特徴があります。

    吹き付け断熱のデメリット

    比較的コストがかかる
    初期投資として、従来の断熱材を使用する方法に比べてコストが高くなることがあります。

    ●特別な施工技術が必要
    適切な施工を行うためには、専門の技術と機材が必要となります。そのため、施工できる業者が限られることもあります。

    これらのメリットとデメリットを踏まえ、吹き付け断熱が家づくりにおいてどのように役立つか、またどのような点に注意すべきかを考えることが重要です。

    充填断熱(従来の断熱材)と吹き付け断熱の違い

    充填断熱とは

    シートで包んで袋形状に加工した断熱材を使った断熱材を壁の隙間に詰め込んで断熱する方法で、代表的な素材がグラスウールです。グラスウールは、細かいガラス繊維を綿状にした断熱材で、その軽量さと施工のしやすさから多くの建築現場で採用されています。また、コストパフォーマンスに優れており、初期投資を抑えたい場合に適しています。

    充填断熱のメリット・デメリット

    【メリット】

    コスパが良い
    他の断熱材に比べて価格が安く、広範囲にわたる施工に適しています。

    ●高性能を設計しやすい
    家の断熱性能の指標として使われているUA値は家の設計段階で計算します。その際にコストに対する断熱性能がほかの断熱材と比べて高いため、設計数値を高く出しやすいので高性能な家の設計をしやすくなります。非常に大切なことですが、設計の断熱性能が家に対して正確に反映されるかどうかは施工精度によります。設計数値と施工精度の両方を考えなければ本当の高性能な家にはなりません。

    【デメリット】

    ●大工の技量によって左右されやすい
    施工時の技術にばらつきがあり、隙間なく均一に敷き詰めることが難しい場合があります。

    ●断熱性能が低下する可能性がある
    施工後、時間が経過することで、重力により下に落ちてしまうことがあります。これによって断熱性が低下する可能性があります。また、不適切な施工により壁の中で落ちたりたれたりする場合もあります。

    吹き付け断熱で施工する時の注意ポイント

    吹き付け断熱は、グラスウールなどの既成の断熱材を敷き詰めていく充填断熱工法のように断熱材自体の壁の中での沈下を最小限に抑えられます、そのため施工後に隙間が増えて性能が低下してしまう心配が少なく、長期にわたって安定した断熱性能を維持できます。

    しかし、設計通りの断熱性能を確保ためには正確な施工技術が必要であり、そのためには技術力の高い専門の業者に依頼することが重要です。また、初期コストは高くなりますが、その分、断熱性が長期間キープされ、光熱費の削減や快適な暮らしを実現できるという利点を考慮する必要があります。

    グラスウールなどの断熱材を使用した充填断熱と吹き付け断熱の違いを踏まえ、それぞれのメリットとデメリットを理解したうえで住宅の断熱計画を進めることが望ましいでしょう。家は長期間住むものなので、長期的な視点で断熱材を選択していくことが必要です。

    まとめ

    浜松市・磐田市で吹き付け断熱のお家を建てるなら

    浜松市や磐田市で新しいお家を建てる場合、地域の気候条件を考えたうえで、最適な断熱方法を選択する必要があります。吹き付け断熱は、その高い断熱性と気密性、防音性、そして結露やカビのリスクを減らす能力により、家族全員が心地良く過ごせる住環境を実現します。

    また、シックハウス症候群のリスクを低減し、施工のムラが少なく長期的な安定性を提供する点も大きな魅力です。しかし、充填断熱と比べると比較的高い初期投資が必要であり、特別な施工技術を要するため、信頼できる専門業者に依頼することが肝心です。ただ、長期的な視点で比較すると、従来のグラスウール断熱材を使用した充填断熱工法と比べて、「吹き付け断熱」のコストパフォーマンスの高さを実感できるはずです。

    さまざまなことを考慮し、吹き付け断熱を選択することは、快適な住まいづくりへの投資と言えます。浜松市や磐田市でお家を建てる際には、吹き付け断熱を活用して、長期にわたる快適さと省エネルギーの実現を目指しましょう。さらに、イベントや見学会などを通じて、実際に吹き付け断熱が施されたお家を体感することも、重要なポイントです。

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