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2025.02.12
家づくりコラム
[初心者向け]プロが教える土地選びのコツ【家づくり成功の秘訣】

はじめに:土地選びの重要性と失敗事例
「家づくりは土地選びから始まる」という言葉があるように、土地選びは家づくりの成功を左右する非常に重要な要素です。せっかく理想の家を建てても、土地選びで失敗してしまうと、住み心地が悪かったり、将来的な資産価値が低かったりすることがあります。
例えば、「日当たりが悪くて暗い部屋が多い」「騒音がひどくて静かに過ごせない」「通勤時間が長くなってしまった…」といったケースが挙げられます。また、「土地の広さが決まらない」「予算内で理想の土地が見つからない」といった悩みも多く耳にします。このような状況を防ぐためには、土地選びのコツを学ぶことが大切です。

土地選びの基礎知識
土地に関する用語解説
土地選びを進める上で知っておきたい、基本的な用語を解説します。
- 坪: 日本独自の面積の単位で、約3.3平方メートルです。土地の広さを表す際に使用されます。
- 間口: 道路に面している土地の幅を指します。
- 奥行: 間口に対して垂直な方向の長さです。
- 接道: 土地が道路に接している状態を指します。接道義務など、建築に関する規制と深く関わります。
- 地目: 土地が何のために利用されているかを示すもので、宅地、田、畑などがあります。
- 地積: 土地の面積を指します。

土地を見る際のチェックポイント
実際に土地を見に行く際は、以下の点をチェックするようにしましょう。
- 日当たり: 一日のうち、どのくらいの時間日が当たるのかを確認しましょう。南向きの日当たりが良い土地は人気ですが、周囲の建物との関係で日当たりが遮られる場合もあります。
- 周辺環境: 静かか、騒音はないか、交通量が多いかなど、生活環境をじっくりと観察しましょう。
- 地盤の強さ: 地盤が弱いと、建物の傾きやひび割れなどの原因になることがあります。地盤調査の結果を確認しましょう。
- 法規制: 建ぺい率や容積率など、建築に関する規制を確認しましょう。また、家を建てるために認可を受けないといけない法令などがあると、認可のための申請費用が必要になることもあるため見落とさないように注意しましょう。
- インフラ: 上水道、下水道、ガス、電気などのインフラが整備されているか確認しましょう。
土地探しで失敗しないための5つのポイント

土地探しで失敗しないために、以下の5つのポイントを意識しましょう。
- 立地条件: 通勤・通学のしやすさ、買い物施設、病院などの立地条件は、毎日の生活に大きく影響します。
- 土地の形状: 正方形や長方形の土地は、建物を建てやすく、有効活用しやすいです。変形地は建築コストが高くなる可能性があります。
- 土地価格: 土地価格だけでなく、諸経費や将来的な固定資産税なども考慮し、予算と照らし合わせて検討しましょう。
- 周辺環境: 自然災害のリスク、周辺住民との関係、将来的な開発計画など、周辺環境をしっかりと調査しましょう。
- 将来のライフプラン: 家族構成の変化、仕事の変化など、将来のライフプランに合わせて、土地を選ぶことが大切です。
建築条件付き土地のメリット・デメリット

建築条件付き土地とは、特定のハウスメーカーや工務店でしか家を建てられない土地です。
メリット
- 価格が比較的安い場合が多い: 土地と建物のセット販売のため、仲介手数料が建物部分にかからない場合があり、結果的に価格を抑えられる可能性があります。
- 建築期間が短い場合が多い: 土地探しとハウスメーカー選びが同時に行えるため、一般的な土地探しと比較して建築までの期間が短縮できる可能性があります。
- インフラが充実している: 大規模な造成地などの場合では、造成時に敷地内への上下水道配管引き込み済みなど予めインフラが整備されている場合が多いです。その場合個人で別途工事を依頼する必要がなく、初期費用を抑えられます。
- 周辺環境が把握しやすい: 既に家が建っている場合が多く、周辺の環境や住み心地を事前に確認することができます。
デメリット
- ハウスメーカーを選べない: 指定されたハウスメーカーでしか家を建てられないため、他のハウスメーカーとの比較検討ができません。
- 設計の自由度が低い場合がある: 土地やハウスメーカーの都合上、設計の自由度が制限される場合があります。
- 急いで決断する必要がある場合がある: 建築条件付きの土地は、一定期間内に建物を建てなければいけない場合があり、十分に検討する時間が取れない可能性があります。
- 相場が分かりにくい: 1つのハウスメーカーしか選択肢がないため、他のハウスメーカーとの比較が難しく、相場が分かりにくい場合があります。
土地探しで失敗しないための3つの質問

土地探しで迷ったときに、自分にとってその土地が本当に良い土地かどうか判断するために、以下の3つの質問を自問自答してみてください。
1. この土地で、理想の暮らしが送れるか?
- 具体的なイメージ: この土地に家を建てて、毎日どんな生活を送りたいですか?通勤時間、買い物、趣味など、具体的なイメージを描いてみましょう。
- 将来のことも考慮: 子供が生まれたり、老後を迎えたりしたときに、この土地で快適に暮らせるか想像してみましょう。
- 周辺環境とのマッチング: 周辺の学校、病院、公園などの施設は、あなたの生活スタイルに合っていますか?
2. この土地に長く住み続けたいと思えるか?
- 土地の将来性: この地域の将来性はどうでしょうか?発展が見込まれるエリアか、それとも衰退していくエリアか。
- 周辺の環境の変化: 将来的に、周辺に大きな建物が建ったり、騒音が発生する可能性はありますか?
- 災害への備え: 地震や洪水などの自然災害に対するリスクはどの程度でしょうか?
3. 経済的な負担は大丈夫か?
- 予算との整合性: 土地価格だけでなく、建物にかかる費用、維持費などを含めたトータルの費用は予算内に収まりますか?
- 将来の収入: 将来的に収入が減る可能性も考慮し、無理のない返済計画を立てられていますか?
- 他の選択肢との比較: 他の土地と比較して、この土地のメリットとデメリットは?
これらの質問に正直に答えることで、自分にとって本当に必要なものが明確になり、後悔のない土地選びが可能となります。

土地探しで失敗しない一番の方法は?
自分たちだけで土地を選ぶのが不安、この土地で理想の家が建つのか想像できない…そんなときは、ぜひ専門家の意見を参考にしてみてください。
家づくりを計画するとき、土地探しから自分たちで先に行いがちですが、実は土地は建築会社と一緒に探すのが一番です。土地だけではなく、建物を含むトータルコストを考えながら土地の予算や広さを検討できるので、これから土地を探す方はまず信頼できる建築会社を見つけましょう。

『DAITOKU』では土地選びの知識豊富なスタッフが、お客様のライフプランやご予算に合わせて、最適な土地をご提案いたします。お客様の気になる土地をプロ目線でチェックし、アドバイスするのはもちろん、ご要望を把握したうえで一緒に土地探しも行います。お客様の不安を解消し、理想の家づくりをサポートいたしますので、理想の住まいを実現したい方は、ぜひ当社にご相談ください。
まとめ:理想の家づくりを実現するための土地選びを
土地選びは、家づくりにおいて最も重要な決断の一つです。この記事では、土地選びで失敗しないためのポイントや、迷ったときのチェック項目について解説してきました。この記事が、みなさんの土地選びの知識を深め、失敗のリスクを減らすことに繋がれば幸いです。
当社では、創業55年以上の経験と一級建築士の知識を活かし、お客様のご要望に合わせた最適なプランをご提案しています。初めての家づくりに対する不安と疑問を解消する「無料個別相談会」や「土地の勉強会」も随時行っておりますので、お気軽にご相談ください。

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創業1968年 / 浜松市の工務店